画 家 モ ネ の晩年のアトリエ と ゴ ッ ホ 終焉の地ツアー>>06/19更新
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    仏語学校主催の一日バスツアー。
    ゴッホのお墓はもう何回も自力で訪れていましたが、
    各国の学生とともに、仏語のガイドで、バスで行くのも面白いのでは?と思い、参加しました。



    朝、8時半出発!
    まずは、 モネが晩年を過ごした家のある、パリから一時間程のジヴェル二ーへ。



    これは有名な睡蓮のある池。不思議なんですよ。試行錯誤して、
    写真を撮ってみても、な〜んかいまいち。
    理由はひとつ。モネの絵の印象があまりにも大きいため、
    いっくら構図などを工夫したところで、かなわないわけです。


    モネの家の方は、インテリアがラブリー(=おばさんくさい...)
    で、まったく写真を
    撮りませんでした。お花が咲き乱れる、庭もしかり。
    ただ、浮世絵コレクションは熱心に観賞。
    おみやげも浮世絵のカードを買い「あれ?」な結果。

    まったく独断ですが、以下私の思うモネの声
    (あくまでもフィクションです、念のため。)

    「若いころは貧乏だったが、おかげさまで絵がたくさん売れて、
    家をたてられるようにもなった。終の住処とは言っても、
    隠居する場所ではないんじゃ。 もっと絵を描くために建てた家なんじゃ。
    だから この家は、資料館。庭にたくさん植物をうえれば、
    わざわざ遠出しなくてすむじゃろう。もう年じゃから体力もないしのぅ。

    わしの時代はインターネットで検索できなかったから、
    植物一つ描くのも大変だったんじゃ。
    だからいっそのことここに睡蓮の庭もこしらえたってわけじゃ。

    インテリア?ああ、それはカミさんにまかせてた。
    う〜ん、だから少しおばさんっぽいってか?ハッハッハッ!
    わしは戸外専門の印象画家だから、家の中は、アトリエと、
    収集している浮世絵がおさまる「箱」であれば、それで満足なんじゃよ。
    インテリアがおしゃれである理由など、絵を描く上では、まったく問題外。
    そうじゃろう?愛する睡蓮達よ? 」「OUI,Monsieur!」


    そんな勝手な台詞を想像しながら観賞を終え、家を出て、その素朴な風景に惹かれ、写真をパチリ。



    お昼時だったので、↑この草苅機だかなんだかわからない乗り物に乗ったおじさん、
    バゲットを抱えて素敵な笑顔を見せてくれました。
    が、シャッターチャンスを見事にはずしました。。。

    お昼は、場所を移動して、レ アンデリスというセーヌを見下ろす絶景ポイントへ。



    このように、持参したお弁当(は無理なのでサンドウイッチ)でピクニックランチ!
    別の仏人ファミリーは、ワインもあって、ひそかに羨望のまなざしを向けた。
    友人兼公私に渡るパリでの恩人、さみちゃんのおすすめスポットでもある。
    今度はワイン持参で決まり!

    このあと、印象派博物館というか、ちょっとアミューズメントパークっぽいところを観賞。
    ここが、すごく良かった。本物の絵画は一枚もないのですが、スライドやガイド、ミニシアターなどで
    印象派の時代と背景、歴史がいっぺんに学べます。
    1900年当時の暮らしもバーチャル体験でき、すごいおすすめ!感動していたので、
    ここの写真も撮り忘れました。
    Chateau d'Auvers 01 34 48 48 36(サイトは作ってないようです。残念!)


    で、オーヴェール シュル オワーズへ移動。
    ゴッホのことなら私におまかせ。



    おなじみのオルセー美術館に本物の絵がある、「教会」です。
    この写真はガイドブックなどで、いやというほど見ているという方に、
    中に御案内しましょう
    。

    ↓魚のうろこ模様がきれいなステンドグラス。



  • ↓その光が床に反射していて、ほら、きれい!印象派の絵画のようですね。



    オーヴェール シュル オワーズは、村のたたずまいもかわいいので、よく訪れるんです。




    郵便受けくらいの小さな窓。ここにこんなかわいいカーテンが!

    村を散策していると、
    こういう、ゆったりした時間を思わせる、微笑ましいことが、多いんですね。
    帰るころには心がおだやかになっているはず。

    さて、ゴッホのお墓。



    仲良く並ぶ兄弟の墓。ここで考えたのは「若貴兄弟」のこと。
    兄弟愛の話題は色褪せないのかも知れません。
    これだけ話題になるのは、みんなどこかに家族への課題を抱えているから、
    ということもあるんでしょうか。ゴッホ兄弟だって、美談だけではおさまらない
    ことも多々あったようですよ。それも兄弟、だから兄弟なのかな。

    このお墓の写真にも見飽きている方がいると思いますので、
    この墓地の他の景色をお見せしましょう。



    入り口です。畑の横縞、門の縦の線が織りなす、チェック模様に惹かれ、撮影。

    というわけで楽しかったツアーも終わり。
    バスは、パリに向かいました。7時前には到着。
    お昼を共にした4人でお茶(私は成人なのでワイン!)して解散しました。



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